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若々しく見える秘訣と言えば「姿勢」ですよね。背筋がピンと伸びていたら、それだけでも若々しく見えるものです♪ 実はキレイな姿勢を保つのは、見た目だけでなくからだの中にも大きく影響しているのをご存知ですか？ 今回は背骨と神経の仕組みと、キレイな姿勢を保つためのエクササイズについてお伝えします。

背骨とからだの中の関係とは？

そもそも背骨とはからだの中心を通る骨で、上から、

• 頸椎…首を通る7個の骨
• 胸椎…首から下の胸を通る12個の骨
• 腰椎…腰を通る5個の骨

に分かれています。背骨は頭がい骨から骨盤まで伸びており、

• 体幹を形成・支えて姿勢を維持する
• 脊髄神経の入れ物

という、大事な役割を担っています。

脊髄神経とは？

• 知覚神経…痛みや熱を感じる神経
• 運動神経…からだを思い通りに動かす神経
• 自律神経…内臓などの全身の機能をコントロールする神経

この3つの神経を総称して「脊髄神経」と言います。脊髄神経は背骨にある小さな穴から全身に伸びており、脳からの指令を伝えています。

実はこの脊髄神経は背骨や骨盤のズレがあると、伝達する働きも悪くなることがあるんです。

• 姿勢が悪く猫背である
• 左右のどちらかに体重をかけている
• 椅子に座るとき足を組む
• テーブルに片方の肘をついてしまう

など、日常的に背骨や骨盤がずれる癖のある人は、肩こりや腰痛などの肉体的なトラブルだけではなく、神経にも影響を与えているかもしれません。

神経の働きが悪くなるとどうなるの？

脊髄神経はからだ全体に伸びており、その働きが鈍くなると感覚が鈍くなったり動作が鈍くなりますが、深刻な状態にならないと自分ではなかなか気づかないものです。特に気づきにくいのが無意識に働く「自律神経」です。

自律神経は交感神経と副交感神経で構成されており、内臓を動かしたりストレスのコントロールを行います。自律神経の働きが悪くなると、体調不良だけでなくストレスなどの気持ちのコントロールにも影響を与えることになるんです。

背骨周辺のケアは神経のケアにもつながる

神経の働きを良くすることは、からだの自然治癒力もアップにもつながり、若々しいからだを維持するのにとても重要。背骨や骨盤のゆがみを改善することで神経の働きも良くなります。からだのゆがみを改善するマッサージやカイロプラクティックを受けるのも良いですが、日頃から正しい姿勢を保つのが大切なんですよ♪

簡単ストレッチで姿勢を正して、からだの中も若々しく！

ここでは、背骨や骨盤のゆがみに有効なストレッチをご紹介します。ストレッチをすることでゆがみの悪化を防いだり、コリをほぐして血流を良くしてくれますよ♪ 背骨周りや骨盤周りを柔軟にすることは神経の働きにも効果的なんです。さっそく今日から始めてみましょう！

首周りをほぐすストレッチ

首周りは重たい頭がい骨を支えたり、日常的に負担がかかっている場所です。慢性的に肩こりをお持ちの方に効果的ですので、隙間時間に取り入れてみませんか♪

1.  後頭部で両手を組む
2. その状態で下を向き、両腕の力を抜いて体重をかける
3. 首の後ろがしっかり伸びているのを感じながら10秒キープ
4. 手を放して顔を上げ、両手の親指を顎に添える
5. 両手の親指で押し上げながら上を向く。
6. 首の前側が伸びているのを感じながら10秒キープ
7. 頭を戻して右手を左後頭部に乗せる
8. 右手に体重をかけて頭を右斜め前に下げる
9. 左側の首筋から肩にかけて伸びているのを感じながら10秒キープ
10. 頭を元に戻して反対も同様に行う

胸や肩周りをほぐして猫背を改善するストレッチ

丸くなった背中をシャキッと伸ばして胸椎を正しい位置に促しましょう。ピンと伸びた背筋は若々しさの象徴ですよ♡

1. 胸を張って後ろ手の両手を組む
2. 肩を後ろに動かして、肩甲骨を背中の中心に寄せる
3. この状態で10秒キープ
4. ひじを伸ばして後ろ手に組んだ手を天井に向けてあげる
5. 両手が外れない位置で10秒キープ
6. 胸を張って両肩に手を当て、肘を肩の高さまで上げる
7. 肘を後ろから前へ小さく回す。肩甲骨が動いているのを意識する
8. 四つん這いの姿勢になり、少し足を開く
9. からだをそらして顔を上に向ける
10. 背中の中心を天井に向けて突き上げるのをイメージしながら背中を丸める

出典：https://nanapi.jp/ja/53068

骨盤周りをほぐすストレッチ

骨盤周りはいろんな骨が集まっている場所です。しっかりほぐして柔軟な骨盤周りを目指しましょう！

1. 仰向けになる
2. 右膝を軽く立てる
3. 左手で右膝を持ち左側に倒す
4. 右手は右側にまっすぐ伸ばし、腰をしっかりねじれているのを感じながら10秒キープ
5. 反対側も行う
6. 両肘を立てて、両手は骨盤の床に置く
7. お尻を持ち上げて膝から肩まで一直線になるよう意識する
8. その姿勢のまま10秒キープし、ゆっくりとお尻を下げ
9. うつ伏せになり膝を伸ばして片方の足を床から30センチほど上げて10秒キープ
10. 反対側も行う

まとめ

いかがでしたか？ 背骨や骨盤を整えるストレッチは気軽にできる簡単なものばかりです。隙間時間にそれぞれ2～3セットずつ、1日に何回か行うだけでOKです♪

簡単ストレッチで内側も外側も若々しいからだ作りを心がけましょう！

参考文献：「老けないオーガニック」