ニュース　|　仙台・山形・郡山・八戸の美容室first(ファースト)

前回に続き今回も思わず触りたくなるような艶のある美髪を目指し、食事の重要性についてお伝えします。女性の場合、30代から少しずつ髪の成長に欠かせない女性ホルモンの分泌が減少してくると言われています。

年齢に負けない美しく健康な髪のために「ビタミン」について知っておきましょう♪

髪にも頭皮にもよい効果がある「ビタミン群」

ビタミンは体にいいとイメージされる方が多いと思いますが、ビタミンについてどのぐらいご存知ですか？ ビタミンは、そのままエネルギーになったり、たんぱく質のように体をつくる成分ではありませんが、体の調子を整えるのにとても重要な働きをします。

例えるならビタミンは他の栄養素がうまく働くために、機械の潤滑油のような作用をします。1日に必要な量は少ないですが、体の中でほとんどつくることができないので、食べ物からとることが必要になります。

ビタミンを効率よく摂るために

ビタミンは大きく「水溶性ビタミン」と「脂溶性ビタミン」に分類されます。

水溶性ビタミンは、その名前の通り水に溶けやすいので尿などから体の外へ排泄されやすいのが特徴。有名なビタミンCは水溶性ビタミンなので、一気に摂ってもすぐに出て行ってしまいます。少量ずつ複数回で摂取するのがオススメです！

逆に脂溶性ビタミンは油に溶けやすく体の中に蓄積されやすいため、油といっしょにとると吸収が良くなると言われています。脂溶性ビタミンは「ビタミンA」「ビタミンE」「ビタミンK」「ビタミンD」の4種のみ。その他はすべて水溶性ビタミンなんですよ。

ビタミン群が不足しているサイン

ビタミンは意識して摂取しないと不足しがちな栄養素。忙しくて外食が多い方、飲み会が続く時期はビタミン群の含まれる食事が少なくなります。簡単なチェック項目をご用意しましたので、複数当てはまる方はビタミンが不足しているサインです！

• 　頭皮や肌がべたつくようになった
• 　顔やまぶたがむくんでいる
• 　疲れがとれにくく、風邪をひきやすくなった
• 　ものもらいや口内炎がよくできる
• 　慢性的に肩がこる
• 　貧血がある
• 　朝起きると体がだるく、胃がムカムカする

積極的に摂ろう！ ビタミン群を多く含む食材

緑黄色野菜

≪美髪ポイント≫

髪に必要なビタミン・ミネラルの含有量が豊富。かぼちゃ・ニンジン・トマトなど。

• 脂溶性：ビタミンA

美肌にも効果があるといわれるビタミンAは、新陳代謝を促して髪の健康を維持するはたらきがあります。

• 水溶性：ビタミンC

血行の促進を助け、細胞分裂を活性化させ新しい髪が生えてくるのを助けます。摂取した栄養素を毛根に送り届けやすくなる為、髪の健康に働きかけてくれます。

柑橘類

≪美髪ポイント≫

ビタミンCがたっぷりで髪にハリやツヤがでて、ストレスも軽減します。

• 水溶性：ビタミンC

柑橘類といえばビタミンCが豊富に含まれていることで有名です。ビタミンCの効果には、髪にハリやコシをあたえるコラーゲンの生成を助ける働きがあります。

• リモネン

今注目されているファイトケミカルの一種のリモネン。抜け毛や薄毛の原因となる酵素の働きを抑える作用があります。グレープフルーツなどに多く含まれます。

根菜

≪美髪ポイント≫

頭皮の状態をよくし、髪を生やす物質が増加します。

• 脂溶性：ビタミンE

血行促進作用があり、体を温めてくれます。その効果は育毛にもよい効果をもちます。

• イヌリン

自然界で作られる多糖類の一種。イヌリン自体に髪に効果的な働きはありませんが、人の体内では消化できないため体外へと排出しようとします。その際「IGF・I」という髪を生やす物質が生まれます。

おすすめの調理法～水溶性ビタミン～

水溶性ビタミンは水洗いや加熱調理による栄養素の損失が大きいと言われています。

煮たり茹でるような調理よりも、蒸したりサッと炒める調理法が向いています。蒸したお野菜は甘みも増して美味しくなりますのでオススメです♪

おすすめの調理法～脂溶性ビタミン～

脂溶性ビタミンは逆に水や加熱に強いので料理の幅が広がります。

油と一緒に取ることで吸収率も上がるので、油炒めや天ぷら、胡麻和えや油揚げと一緒に煮ものにするといいでしょう♪

まとめ

いかがでしたでしょうか？ 今回は「ビタミン群」にスポットを当ててご紹介しました。ビタミンのその性質をよく理解して、食べるからには効率よく摂取したいものです。髪だけではなく体の調子を整え、ストレスに強い身体づくりのためにも、様々な調理法でビタミンを取りたいですね♪