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お肌も髪も「洗いすぎはNG」というワードが、テレビや雑誌・ネットでも多くみられるようになりました。洗いすぎることで肌や頭皮の表面にある皮脂を落としすぎて乾燥したり、肌の粉ふきやフケの原因になるのはご存知の通り。
その一方で「洗わなさすぎによるトラブル」もあるんです!今回は「湯洗い」や「湯シャン」を実践した私の経験談を含め、正しい洗顔・洗身、シャンプーについてお話します。
「界面」とは、異なる性質を持つ2つの物質の間にある境界面のこと。
界面活性剤は、界面の性質を変えて2つの物質を剥がれやすくする力があります。つまり「汚れを落としやすい」性質から洗剤の主成分になっています。
肌の汚れを落とす石鹸などにも含まれているのですが、洗浄力が高ければ高いほど肌に必要な皮脂まで落としてしまうリスクがあります。使いすぎると皮膚の乾燥を招き、皮膚トラブルの原因になってしまうんです…。
皮脂の分泌が多いとテカリが目立ったり、メイクが落ちてしまったりといいことがないように見えますが、実は肌を生まれ変わらせるために重要な役割を担っています!
私たちの肌は「ターンオーバー」という生まれ変わりの周期をもっており、そのサイクルは約1ヶ月。古い皮膚(角質)を肌の表皮に排出し、新しい皮膚を作り出します。このときに皮脂・角質が大活躍するんです♪
皮脂は肌に潤いをもたらし、角質は肌の「バリア機能」を備えています。新しくできた皮膚を保護する機能のため、皮脂や角質を摂り過ぎると、外部の刺激から肌を守る成分が不足します。その結果、健康な肌を保てなくなります。「洗いすぎ」にはこのようなデメリットがあるんですね…!
私の場合顔は混合肌・体は乾燥肌という体質で、20代の頃は鼻や額のTゾーンの皮脂が気になっていたので洗顔も朝晩しっかりと行っていました。しかし30代になってからは乾燥が気になりだして、顔もからだも頭皮もカサカサに…。足や腕が白く粉を吹いたり、顔の表皮がめくれて化粧のノリが悪くなってきて、毎日悩んでいました。
原因は、界面活性剤を含むボディソープやシャンプーで「洗いすぎ」たこと。日々の汚れを洗い流し、むしろリフレッシュするために使っていたものが肌荒れの原因だったなんてショックでした。
そこで実践したのが「湯洗い」です。その名の通り、ボディソープや洗顔料を使わずお湯だけで体を洗うこと。同じく「湯シャン」は、シャンプー剤を使わずに頭を洗うこと。肌が持つ保湿成分を活かし、肌トラブルや頭皮トラブルを改善できると期待しました!
1週間ほど続けてみると、肌がしっとり潤い、髪のパサつきがなくなりました!保湿クリームやヘアオイルを使わずとも皮脂の力で充分保湿できるんだ! と嬉しくなりました♡
それから数週間続けていたのですが、日が経つにつれ髪をくしで梳いているとフケが出てきたり、鼻の毛穴が目立つようになってきました。肌や髪は安定して潤っていますが、結局シャンプーやボディソープを使わないという手段は逆効果ということが分かりました。
年齢を重ねると肌のターンオーバーが乱れ、一回あたりの肌再生の周期が長くなることがあるそうです。周期が長くなると古い角質が剥がれずに皮膚に蓄積します。古い角質をそのままにしておくと、
といった肌トラブルを招きます。「湯洗い」が上手くいかなかった原因はここにありました。
ということから、肌に必要な成分を残しつつ汚れを落とす必要があります。そのためにはやさしい力で洗うことが大切! 体を洗うときの必需品と言えばボディタオルですが、ゴシゴシこすると必要な成分を取り除くだけではなく、肌を傷つけてしまうケースもあります。
体を洗うときのポイントは、ふわふわでもっちりとしたきめ細かい泡で、お肌をやさしく撫でるように洗いましょう♪
忙しいとついついシャワーで済ませがちの入浴ですが、湯船に浸かって血流を改善することが皮膚の生まれ変わりをサポートします。湯船に浸かって角質を柔らかくするとシャワーだけのときよりも汚れが落ちやすくなルメリットも♪
乾燥が気になるときは、石けんを使わず湯洗いで刺激から表皮を守ったり、保湿成分のある入浴剤を活用するのもおすすめです。
髪についた汚れのほとんどは、シャンプー前のすすぎによって洗い流されます。シャンプーをする際は頭皮にシャンプー剤を塗りこむのではなく、あらかじめしっかりと泡立てましょう。頭皮も皮膚の一部なので、爪を立てずに指先で優しく洗うのがポイント!
肌のpHは弱酸性ですが、洗浄力の高い製品はアルカリ性のものが多く肌に負担をかけてしまいます。肌のpH値と近いシャンプーやボディソープを使うことで、皮膚への刺激を軽減してくれます。
洗顔後や入浴後に体の水分を拭くときも注意が必要! 洗いたての皮膚は最もデリケートなタイミングです。タオルは皮膚に刺激を与える場合があるので、水滴を吸着させるようにやさしく拭きましょう♪ ボディ用化粧水やボディクリームで美容成分を肌の奥まで届け、保護してあげるのも◎
健康的な美肌を保つためには、肌が持つターンオーバーを正常に保つことが大切です。「洗いすぎ」・「洗わなさすぎ」という両極端は絶対NG! お肌が持つ力を活かしながら、肌状態に合わせたケアをして美肌を手に入れてくださいね♪
参考文献:「髪のお悩み解決BOOK」
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